創設者のおもい

「学校は変わらなければならない。学校を変えなければならない。」

一人ひとりの個性や多様性を尊重し、その個性が共鳴し合うことで豊かな社会をつくっていく。わたしたちの望む学校教育のあり方です。

わたしは、個性を潰すような学校教育にずっと違和感を感じてきました。この原体験から、学校教育のあり方を変えていきたいと強く思うようになりました。

これまでの教育は、効率的に知識を吸収し、ある問題に対して素早く解答を出すことができるような人材を輩出することを目標としていました。

しかし、現代のような複雑で不透明な時代には、潜在的な問題を掘り起こし、多様なアクターと協働し、新しい仕組みを創造していくことが求められています。

学校-Schoolのあり方を問い直し、そのような新しい時代に求めらている人材を輩出する新しい教育機関-Loohcsをつくりたい。それがわたしの思いです。

いま、求められている教育

これからの社会

21世紀は「知識基盤型社会」や「VUCAの時代」と呼ばれることがあります。「知識基盤型社会」とは、新たな知識や情報があらゆる領域において価値を持つ社会のことです。そのような社会では、新しい知識を生み出し続けることが必要となります。つまり、工場で製品を生み出すだけではなく、新しい考え方や仕組みをつくることが求められているのです。これは、インターネット技術などをはじめとする情報技術の発展により、全世界的に起こっている変化です。 大量の情報が、瞬時にやりとりされることで、わたしたち生活は激しく変化しています。その一方で、拡大する人間の活動は自然環境にも大きな影響を与え、わたしたちの生命の基盤そのものを脅かしてもいます。

このように、変化が激しく(Volatility)・先行きが不透明で(Uncertainty)・複雑で(complexity)・曖昧な(Ambiguity)な時代を表現する言葉が、VUCAの時代なのです。

世界的に進んでいる教育改革

このVUCAの時代に必要な人材教育については、OECDをはじめとして世界の多くの国で議論が盛り上がっています。日本でも、GIGAスクール構想や探究学習、PBLなど新しい教育概念が紹介されつつあります。新しい教育のトレンドが、既存の学校に浸透し、実施されるまでにはかなりの時間がかかると思います。ルークス高等学院は、新しく創設された学校なので、これからの時代に求められる教育のあり方を突き詰めることができます。

ルークスの理念

すべての人が主人公になっている社会。

それが私たちの理想とする社会のあり方です。主人公とは必ずしも主役や英雄のような「すごい人」のことではありません。自らの人生を、主体的に切り拓いていける人のことを主人公と呼んでいます。そして、その主人公たち互集まり、お互いに自分自身の物語を対話によって紡いでいくことが、豊かな社会へつながっていくと考えています。

Schoolの語源であるスコレーは、ギリシア語で「余白のある時間」を意味する言葉でした。人々は、この「余白のある時間」に集い、この世界の不思議なこと、あるべき社会の姿、自分人の生き様を対話していたのです。そして、「余白のある時間」から文化は生まれていきました。

しかし、いつのまにかスクールは「余白のある時間」というよりも、「閉塞的な空間」へと変質してしまいました。いい大学、そしていい企業にいくためだけに効率的に知識を暗記して、ライバルを蹴落としていく。理不尽な校則や個性を認めない同調圧力。このような「閉塞的な空間」に若い芽が、窒息させられてしまっています。

「閉塞的な空間」になってしまった学校-Schoolのあり方を問い直していきたい。学校をより開かれたもののしていきたい。余白のある時間を取り戻して、教師も学生も関係なく大事なことを真っ直ぐに対話したい。個性を尊重し、その個性を伸ばすための教育をしたい。そして、混迷を深める21世紀に必要な新しい「教育」のあり方を追求したい。このような意味がLoohcsという言葉には、込められているのです。

カリキュラム

ルークス高等学院のカリキュラムには、大きく二つの軸があります。 一つが「リベラルアーツ教育」、もう一つが「プロジェクト学習」です。

「リベラルアーツ教育」は、もともとは専門的な学問や実務に入る前に、育んでおくべき基本的な知識やスキルを提供する教育のことです。ルークス高等学院のリベラルアーツ教育は、21世紀に必要となる「ものの見方」(概念)と「ことのなし方」(スキル)を幅広く講義しています。

「プロジェクト」という言葉には、新しい未来を切り拓いていくというニュアンスが含まれています。ルークス高等学院は、小さなことでもいいので自分たちの力で、新しいことを始める経験をしてもらいたいと考えています。日頃の学校運営から、自分たちで団体を立ち上げること、論文を書いてみること、作品を制作してみることまで、一から物事をはじめる機会を提供しています。

教職員紹介

ルークス高等学院においては、教員と学生の関係性は学ぶ上では対等な関係を目指しています。つまり、互いに学び合うことを理想としているのです。もちろん、教員側には相対的に学生よりも、経験と知識とスキルがあります。だからこそ教員は、学生にとってモデルとなるような存在となります。やりたいことに適切なアドバイスをし、わからないことは共に学び、そして学生にとって最も身近な尊敬できる人になる。これをメンターシップ(師弟関係)といいます。このように、Loohcs高等学院では、教員を「教える存在」というよりは、学生が自ら学んでいくための「手伝いをする存在」であり、学生と「共に学び合っていく存在」であり、学生にとって「モデルになるような存在」であると捉えているのです。

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