伊勢谷友介氏・斎木陽平特別対談

斎木:僕達が受けてきた教育において、問題はどこにあると思われますか?

伊勢谷:問題は、これまでの教育が標準化したクオリティの成長を促してきたことです。しかし実際は多様性つまり様々な方法を持っていた方が生物として強くなります。

学生時代に、「多様性」と「必要とされる幸せ」を学べていたら、社会との関わりに希望を持てます。これからの人類が大きな転換を求められている中、安定的かつ多様性のある関わり合いを持てる場所の必要性を感じます。様々な方向性を吟味しながら、未来を見据えて自分の生きる道を発見できる教育をしたいと思い、ルークスの発起人となりました。

斎木:ルークスのカリキュラムでは、人間らしさを伸ばしていくところが重要です。

伊勢谷:僕自身、学生たちが多様性を持った上で可能性を広げていく環境づくりに直接関わります。具体的にいうとリベラルアーツです。僕の言葉で「宇宙人の視点」つまり地球を俯瞰する視点をしっかり持って現在の人類を見つめ、その一端である個人としての自分がどう生きていきたいのか、そして社会に価値を与えるために何の技術を磨くのかを明確にします。

リベラルアーツは文化人類学な視点です。専門家の方の意見もうかがい、議論しながら、様々な角度から人類に対する認識を深め、同時に可能性を自分で発見し、自分ができることを積み重ねる学科になります。

斎木:これまでの教育で取り組まれていない、答えのないテーマに切り込むのですね。

私たちがルークスを立ち上げた発端は、「世の中で問題児とされる子どもは本当に問題児なのか?」という問いです。問題は、むしろ既存のシステムの方にあるのではないでしょうか? 既存の学校システムに適合できるといい子とされ、できない子どもは問題児とされる教育のあり方では、子どもたちのものごとを見る力や個性を活かすことができません。これまで問題児、変わった子とされている子どもたちが夢や才能を活かすために学び、輝ける学校が作りたかったのです。

社会環境も変化しています。今の子どもたちが生きる22世紀は、今ある仕事の70%が30年以内にAI によって奪われるという予測もあります。今の中高生は、AIが台頭することによって人間にしかできないことがさらに問われていく時代を生きていくのです。そんな中で経験したことのない大人たちが一つの答えや常識をおしつけて型にはめたら、彼らの未来が輝くものにはなりません。

2020年には大学入試改革も行われ、丸暗記偏重だったセンター入試がなくなり、思考力・発想力・表現力が評価されていきます。

今こそ人間しかない力を育む教育に変わらなければならない。そういう強い思いを持って学校をひっくり返すルークスという学校を伊勢谷さんと立ち上げました。

ルークスは時間の使い方を変えることで、学力も、夢を描きカタチにする力もつけられるようにしました。これまでの効率の悪い一斉授業をなくして、テクノロジー、AIの力を使ったパーソナル学習コーチを導入し、効率のよい自学自習カリキュラムを作りました。

また、経済界の一流の方々に直接触れ、ビジネスリテラシーを高められる環境があります。

プログラミングの学習しかしない4ヶ月間もあり、学生10人に1人テクニカルメンターがついてプロダクトを作りながら学びます。

さらに日本最高峰のアートディレクター水口克夫さんをお迎えし、本当のクリエイティブを身につけます。

また、ミャンマー、インド、モンゴル、東京同時開講により、世界4都市でグローバルに学べます。留学の時期や場所が柔軟に選べて、留学先では現地の学生とのコラボレーションによるプロジェクト型学習でコミュニケーション力と課題解決力を養うグローバル人材育成を行います。TOEFLにも完全対応で四技能をしっかり身につけられるので、留学にもスムーズに取り組んでもらえます。

卒業後の進路は、起業・国内難関大学進学・海外難関大学進学が考えられます。ルークスは東大早慶難関大学合格者数過去8年間で1,026人のAO義塾を運営しており、高校生の起業家養成プログラムでは、学生起業25社という実績もあります。これらの経験と高い実績をもとに、ルークスでは起業・進学を力強くサポートし、大学進学がゴールではなく、自分の夢を達成するための手段として大学進学を活かせる学生を育てます。

革新は変わった人によってなされてきました。変わった人とは違った目で世界を見られる人です。新しい答えを先生待ちではなく、自ら答えを生み出していく人をこれまでの教育は育ててこられたでしょうか? ルークスはそうした教育のあり方をひっくり返し、問題児、変わった子を輝かせます。

伊勢谷:ここに関わる学生とは、個人の幸せよりも人の幸せを考えて、それが結果的に個人に返ってくるということを共有したいです。自分だけが突き抜けていけることよりも、人と関わりながら、喜ばれたり、一緒に達成した感覚が大切なのです。

ルークスはこれまでの学校にそぐわなかった人にピッタリの学校になると思います。新たな自分、親に教えてもらえなかった新たな価値基準を学べる環境にしていきます。

斎木:今、自分さえよければいいという個人主義的な風潮が強まっています。現代社会の問題、様々な分断がおきている中で、伊勢谷さんの「リバースプロジェクト」はどのように関わっていきますか?

伊勢谷:僕が二十代の頃に立ち上げたリバースプロジェクトが一番大切にしているのは、消費社会を変えること。我々末端にいる人間が使う資源のありどころを変えていく、つまり持続可能な消費の仕方をすることです。具体的にはオーガニックコットンのTシャツなどのプロダクト生産をして買っていただくことで消費の転換を促してきました。

ルークスでは実質的な地域における活動、プログラム、プロジェクト、希望に応じてインターンという形、ないしは実地活動を通して、変革やそれに関わる人たちの温度を感じるリバースプロジェクトの行動を、実質的に次の自分のアクションにしてもらいたいです。

斎木:使い捨てやファストファッションという消費の仕方が当たり前の世代の中で、背景や消費の仕方の問題に気づく機会は大切です。サステイナブルな、エシカルなプロダクトに関わっていくことで、サステイナブルな生活はどういうことかと同時にビジネス、マーケティングを学ぶことができますね。

伊勢谷さんご自身はどういう社会を作り出していきたいと思っていますか?

伊勢谷:これからどういう社会になろうとも、人間の社会生活は必ず人間が創っています。

誰か一人の頭で考えて正しいことを実行するのは完全なトップダウンです。偉くなる人を作ることが目的ではなく、僕が作っていきたいのは、話し合いながら作りたい未来を共有し、そのために方向として一番可能性のあるもの、効果的なものを選択しながら事業化していく形です。まさしく人類が地球に生き残るための術を、今現在の人とどうやって作っていくかということです。

斎木:ルークスが目指す理想そのものです。人類が地球に生き残るための術は、沢山の人から感謝される仕事をするということですね。

伊勢谷:感謝されるのはその仕事が必要だからです。様々な事業展開を作っていくきっかけとしてルークスという学校があります。そういう意味でも教育は非常に重要な役割を持っていると思います。

   

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