自由な時間の中で、自分の活動に注力できた

2022-05-25

中村 耕盛さん

2021年度卒
進学先:同志社大学 文化情報学部

STORY

入学前の自分

「自称進学校」で、必要最低限しかやらないタイプだった。けれどあるイベントを機に、アイディアを考える楽しさを知った。

ターニングポイント

高校3年生の時に、介護事業を本格的に始めたこと。そうやって自由な活動ができたのは、ルークスの仕組みのおかげ。

卒業してから思うこと

後輩たちは、ルークスの環境を生かして、何かひとつでもいいのでプロジェクトに取り組んでみてほしい。

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居場所を持ちながら、経営活動に打ち込めた3年間

アイディアを練る楽しさに目覚めた中学時代

元々、私立中高一貫校に通ってました。中堅校というか、自称進学校みたいな感じの学校ですね。小学校の時から塾に通わされていたので、その流れで受験したら受かっただけというか……。勉強に対してすごくモチベーションがあったわけではないんですけど、両親の希望もあったし家から近かったから、まあいいかと思って。

入ってみたら、当たり前ですけど、ずっと勉強勉強勉強って感じの日々で、名門大学行けみたいな雰囲気が蔓延してて。僕はそもそも勉強そんなに得意じゃないからそんなに影響受けたとは思ってないんですけど……勉強はできないけど無遅刻無欠席、課題だけ頑張る、言われたことしかやらない、それ以上のことは絶対やらないっていう、そういう中学生で。その辺は今とあんまり変わってないスタンスかもしれないです。

そんな感じだったんですが、中3でちょっと意識が高くなるきっかけがあって。中3の夏に親がスタートアップベースっていう起業体験プログラムに申し込んでいて、半ば受動的に行ったんです。行ってみると、自分以外みんな高校生っていう中で色々取り組めたのが、なんか楽しかったんですよね。ビジネスアイデアを考えて起業家に発表して、最優秀のアイデアが選ばれる、というプログラムだったんですが、そこで自分たちの班のアイデアが選ばれたんです。それがすごく嬉しくて、今思えば原体験みたいな感じですね。ああでもないこうでもないって言いながらアイデアを練って、スライドを作ったりして、それがすごく楽しくて。それまでビジネスや起業には全く興味なかったんですけど、そこでそういう世界を初めて知ったんです。その後もそういうプログラムに参加するようになったり、家で一人でアイデア考えたりしてました。

その方面に熱が入りすぎて、勉強が疎かになっちゃって、成績不振で高校上がれなくなったんですけど、その頃ちょうど新しい高校ブームみたいなのがあったので焦りは特になかったです。漠然と、じゃあN高行くか、と思って受験して、合格はもらってました。自分自身はN高でいいかなと思ってたんですけど、一応他の通信も見てみようって両親と探してる時に、たまたまルークスが出てきて。説明会や公開授業に行きながら、「一期生って面白いかも、いいな」と思い始めて。ぶっちゃけノリで決めましたね(笑)。

自由な時間の中で、自分にとって本当にやりたいと思える活動にコミットできた

ルークスに入って、特に一年生の時は新鮮さが強かったです。今まで自分が関わることもなかったような人種というか、いろんな環境からいろんな人間が集まってきてて。それまでは、自称進学校・みんな勉強勉強勉強・いい大学に行くことが正義だ!みたいな状況だったので、ルークスに来なかったら出会わなかった人種に出会えました。

2年目にコロナ禍が始まったのでオンライン登校が多かったんですけど、意外とオンライン授業は自分には合わないんだって気づいた期間でした。僕は結構マイペースな人間だと思ってるんですけど、いざ人と関わらなくなると、集団に属してる感じがなくて。それが楽な人もいるんだろうけど、僕は逆に疲れちゃって。何にも属してない感じがしんどくて……。コミュニティとか集団に属してた方が人は安定するのかもなって思いました。まあ、登校するようになってからも、ボドゲとか将棋とかしかやってた記憶しかないんですけど(笑)。それでも大事な空間だったのかなと思いますね。

と言いつつも、僕のメインワークは基本的に学外での活動でした。プログラミングを少しやってたので、スポーツ系のアプリとかアイデアソンとか探して、パ・リーグアプリ選手権とか、メーカーズユニバーシティU18(注:コンペ兼マイプロのプログラム)も出ましたね。自分の活動を投資家とか起業家の人に発表して活動資金もらうみたいなイベントで。その時はアイデアをすごく評価していただいて、出資してもらえました。それ以外にも、活動には至らなくても、色々な事業プランを考えてみる時期も結構長くありました。

今の僕に繋がっている転機みたいなものは高三の時ですね。コンテナハウスのプロジェクトにコミットし始めたんです。自分が本当にやりたいことはなんだろうと考えたときに、介護事業だなと思ったので、計画をしながらいろんな人に会いに行っていたんですが、色々とお話を伺っていく中で、介護事業でコンテナを使えるんじゃないかってひらめきがあって。そのまま、自宅介護用のコンテナハウスを進める方針になったんです。介護用コンテナの中で、色々なデバイスとかセンサー、カメラとかを使ってバイタル管理をできるようなシステムを作れたら、ハードとソフトの両面から売れるなと思っていて、今も少しずつ進めているところです。そういった企画だけじゃなくて、コンテナを売るための集客やマーケティングも必要だとわかってきたので、今はその方面の勉強もしながら運営に携わってます。

コンテナハウスと出会うまでは、いろんなアイデアを考えたけど何も形にはしてなかったなという反省があったんです。発表して終わり、発表だけして満足してたんですけど、なんでもいいから続けてやらなきゃなと思い始めて。何かをちゃんとやろう、と思った時に、それは自分にとっては介護事業だなって気づいて。そこから自宅介護用のコンテナハウスを売ろう、その延長でコンテナを売ろう、企画しよう、ってどんどん繋がってきて今があるというか。……気づいたらコンテナ売ってたって感じです(笑)。コンテナって要するに箱だから、なんでもできるんで、すごく可能性が広がっていて。例えば、僕は最近サウナにはまってるので、コンテナサウナもできるかな、とか。すごく面白いです。

そういう、自分にとって大切なプロジェクトにちゃんとコミットできたのは、結局ルークスに所属していて、自分で自由に使える時間がすごく多い環境に身を置けたからだなと思いますね。勉強が忙しかったりしたら、こんなことできなかっただろうなと思うし。平日でも学外の活動ができて、地方にインタビューに行けたのも、今思えば大きな転換点だったわけで。こんな形でコミットできるプロジェクトに出会えるなんて、入学した時に想像していたわけではなかったけど、結果オーライって感じですね(笑)。そのプロジェクトの企画だったり実績を生かして大学もAO入試で決まったので、一石二鳥というか。すごくスムーズだったなと思いますね。

後輩にはぜひ「とりあえずやってみて」ほしい

今は同志社大学の文化情報学部にいて、意外と授業の本格開始が早くて結構忙しくしてます。でも学部の設計自体が、統計学やデータサイエンスを学んだ上で自分の分野に生かしてくださいっていう形なので、自分のプロジェクトに生かすために勉強しているっていう実感があります。大学生活と並行してコンテナの集客全般にコミットする日々を送っています。SNS,Youtube,ブログ,Webサイトの管理とかですね。そういう意味では、高校時代の暮らしとはそんなに変わっていなくて。サウナ目的で温泉サークルに入ったけど、それもあんま変わってないですね(笑)。

後輩に何か言えることがあるとすれば……経験談になってしまいますけど、何か一個、プロジェクトでもなんでも続けてみるっていうのがいいんじゃないかなと思います。一人でも二人でもチームでも、一定の期間、自分なりにテーマとかマイプロに取り組んでやるのがいいかなと思います。時間がたくさんあって勉強もそんなにしないなら、そういうことに熱心に取り組まないと、せっかくの環境がもったいないんで。

とはいえテーマを見つけるまでが僕も長かったんですけど。自分の好きなものに関連するようなテーマに一旦取り組むのでもいいし、”とりあえず参加してみる精神”でアイデアソンに申し込んでみるのもいいかなと思います。興味がなくても参加しちゃえばやらざるを得ないんで、強制的にやる環境を作るのが意外と大事かもしれないです。自分も、結局そうじゃないとやらないんです、絶対サボっちゃうんで。環境を選んでコミットしてみるっていう経験をどんどんしてみて欲しいなと思います。

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