尊敬できる先生に出会い、学びに向き合えた

2021-08-11

小田 大貴さん

2020年度卒
進学先:慶應大学 文学部第一類(哲学) 通信教育課程

STORY

入学前の自分

中高一貫の進学校で、たいていの行事が高1で終わってしまい、残すは受験勉強だけという状況に息苦しさを感じていた。新しい環境に飛び込みたいと思い、編入を決意。

ターニングポイント

教員である谷口祐人先生との出会い。学問への造詣が深く、尊敬できる一方で、愚痴なども気軽に話せる距離の近さがあった。谷口先生のおかげで勉強が楽しくなった。

卒業してから思うこと

数ヶ月前の自分ですら、今の自分を想像だにできなかった。そういう予定調和的でない生き方を、ルークスに通う中で受け入れられるようになった。納得のいく楽しい毎日を送れている。

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「受験勉強」ではない学びを楽しめた2年間

「受験戦争」に嫌気がさして、新しい環境を求めてルークスへ飛び込んだ

僕はルークスに入る前、中学受験を経て都内の中高一貫の高校に通っていました。
高校1年生の当時、学校に行く動機は行事と部活だけで、行事で言うと、文化祭でバンドをやるのが目標だったんです。

無事にその目標は達成したんですが、それが終わったころに、ちょうど部活でも揉め事があって、部活にも行かなくなって、結果残りの学校生活は受験勉強だけ、なんて状況になってしまって。友達もテストの点数の話ばかりするようになって、受験戦争的な空気が嫌になってしまったんです。高1の期末試験の後から、学校には行かなくなりました。

そのころ、いわゆる「新しい高校」の存在を知って、ルークスに編入することに決めました。他校も検討しましたが、ルークスが一番新しいから、というのが決め手で、はっきり言ってしまえばノリと勢いでした(笑)。

でも、ここで自分が妥協して今の学校に在籍し続けると後悔すると思ったし、そういう未来の自分を想像すると情けないなと思ったんです。

とはいえ、入学した頃は心身ともに弱っていたこともあって、同級生たちがすごく輝いて見えて。正直馴染めないかもって思いました(笑)。でも、夏に合宿があって、そのときに同級生や先生たちともいろいろと話せるようになって、そこからは通いやすくなりました。

「尊敬できる先生」との出会いがあった

ルークスでのターニングポイントは、間違いなくぐっちゃん(注:教員である谷口の愛称)との出会いでしたね。ルークスに入るとき、「尊敬できる先生を見つけたい」と思っていたんですが、それがぐっちゃんでした。

学問への造詣が深いのはもちろん尊敬しているんですが、なんというか普通の先生と話している感じがしないんですよね。「ああいうのが自分は嫌いだ」みたいな話も、気軽にフラットに話せるというか。合宿のときも一緒にウイイレで遊んでくれたり(笑)。距離が近くて、いわゆる先生と生徒って感じじゃなかったです。

ぐっちゃんにフランス語を教わったりもしました。自分が芸術や美学に関心があって、特に詩について学びたいとなっているときに、ぐっちゃんがフランス語をやらないかって誘ってくれて。詩は原文で読めてこそだと思っていたので、学び始めました。

卒業のときの学期末発表会で、その詩をフランス語で朗読できたので、目的は果たしたし、ぐっちゃんへの感謝も伝えられたかなと。

それまでは大人に対して、胡散臭いというか、疑いの目を持っていたけど、ぐっちゃんはそうじゃない大人だなと思いました。

人間的な魅力だと思うので言語化しづらいんですが、変にこだわらないというか、豪快な感じで。博識で、それでいて高校生のノリにもついてきてくれましたね。

ルークスは、望む方向を選択肢にできる学校

卒業してから、今は通信制大学とアルバイトを両立する生活をしています。入学してしばらくは、ここなら自分の好きな勉強のやり方で単位も取れる!と思っていたんですが、勉強だけの生活は意外に飽きがきちゃって。

自分には「知的飢餓状態」が必要なんだって気付いたんです。障壁があってこそ学びたくなるというか。アルバイトで忙しい中でいかに学ぶか、みたいなチャレンジをしているところですね。

数ヶ月前の自分ですら、今の自分がこうなっていることは想像もできなかったです。
そういう予定調和的でない感じ、好きなんですよね。僕の代はみんな高2からルークスに入っているので、みんなそもそも予定調和的でないところがあって。

入学してからも予定外のことがたくさんあって(笑)。ルークスに通う中で、そういうあり方を受け入れられるようになったと思っています。

いわゆる成績に縛られなくていい環境だったことは本当にありがたくて、入学してよかったと思っています。カリキュラムも充実していて楽しいけれど、一方で、「勝手に与えてもらえる環境じゃない」というのはわかっておいた方がいいかなと思います。

実際やっていくのは自分で、そこを人に委ねることはできない環境なので。それさえ引き受けられれば、本当に望む方向を選択肢にできる学校だと思っています。

「受験勉強」じゃない学びのやり方もあるんだ、ということを後輩たちには知ってもらいたいなと思います。進学校とかに通っていると、そういう視点を持てなくてキツいこともあると思うので。

履歴書を書いてみると、我ながらおかしな経歴だなとは思うんですが(笑)、こういう人でも、こういうやり方で楽しく生きているということが、少しでも後輩の希望になってくれたら嬉しいです。

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