みなさんは、「ブラック校則」という言葉を聞いたことがありますか?例えば、「下着の色は白でなければならない」「男子の頭髪でツーブロックは禁止」「女子の頭髪でポニーテールは禁止」「日焼け止め禁止」……挙げ出すとキリがありません。もしかすると、みなさんが今まで通われていた学校にも「おかしい」と感じる校則があったのではないでしょうか。そこで、この記事では通信制高校の校則がどのようになっているか、制服や髪型は自由なのかなど、高校生のみなさんが日頃気になっているトピックを取り出し、解説していきます。 >ブラック校則はなぜなくならない?通信制高校にも校則はある? 「通信制高校って校則はあるの?」「通信制高校と全日制高校の校則ってどう違うんだろう?」と考えたことはありませんか?実は、通信制高校も基本的な校則は存在しています。しかし、ほとんどの通信制高校では学生の主体性を尊重しているため、全日制高校ほど細かい規則や厳しい校則はありません。みなさんがイメージする自由な校風が多いと言ってもいいでしょう。一方、自由な校風ということは、厳しい言い方をすれば、そこには自己責任があるということです。校則が厳しくないからこそ自分の言動に責任を持ち、社会に出ていく上で最低限のマナーや礼儀を身につけていかなければなりません。 >通信制高校・サポート校とは?通信制高校に制服はある? 多くの通信制高校では制服はありません。通信制高校の登校日(スクーリング)は最短で年に4~5日となるので、そのためだけに高校の制服を用意するのは通信制高校側としても学生側としても現実的ではないためでしょう。 一方、「登校する楽しみ」の1つとして、通信制高校でも制服を用意している学校もあります。多くの場合、制服の購入は任意で、着用義務があるわけではないので、気分に合わせて制服や私服を使い分けることができます。おしゃれを楽しみたい高校生にとっては魅力的でしょう。 また、おしゃれな通信制高校の制服としてルネサンス高等学院が上げられます。ルネサンス高等学院の制服は、人気アパレルブランド「セシルマクビー」がプロデュースしています。チャコールグレーのブレザーはシンプルなデザインで、着こなしやすい印象です。学校のHPには在校生の制服の着回しアレンジ写真が掲載されているので、参考にしてみてもいいかもしれません。 >ルネサンス高等学院の制服はこちら このように制服がある通信制高校もありますが、その着こなし方を校則で厳しく制限されている学校はほとんどありません。また逆に、制服がない通信制高校で「制服風」の服装で登校することも可能であり、どの学校も自由度が高いと言えます。 通信制高校の髪型や化粧に決まりはある? 通信制高校の髪型については、ほとんどの学校で自由ですが中には染を髪を認めていない高校もあります。「自由に髪色を染めたい!」という方は、入学前に学校に確認しておいた方がよいでしょう。 とはいえ、髪型も全日制高校ほど厳しい校則があるわけではありません。化粧についても咎められることはほぼありませんので、服装や髪、化粧などファッションを楽しみたい高校生は、楽しい高校生活となるでしょう。 通信制高校でアルバイトは認められる? 全日制高校では、学業を優先するために校則でアルバイトを禁止している高校も少なからずあります。しかし、通信制高校ではアルバイトを認められている高校が多いです。仕事をしながら高卒資格を取るために通う人もいるので、就業についても自由度が高いと言えます。 何より通信制高校の大きな魅力の1つは、自由な時間が多いことにあります。社会勉強の一環として、積極的にアルバイトをしてみてもいいでしょう。 ただし、通信制高校の中には進学コースや技能コースを設置し、学業に集中するために校則でアルバイトを禁止されている場合もあります。アルバイトでお金を貯めたいと思っている人は、注意が必要です。 通信制高校でスマホの使用は? 全日制高校では校則によって携帯電話の使用、持ち込みを禁じたり、持ち込みはOKでも使用は不可、という学校もあります。一方、通信制高校では携帯電話の持ち込みは認められていますが、授業中の使用は認められていない場合が多いようです。 そして携帯電話を使用するタイミングは校則の問題というよりマナーの問題とされているようです。あらゆる自由が認められている分、最低限のマナーは守るべしという姿勢が通信制高校にはあるように感じられます。 校則はない方がいい?昨今では、「男子はスラックス、女子はスカート」という性別による固定化や、地毛の髪色が明るい人に対して黒染めを強要することが問題視されており、高校の校則を窮屈に感じる人も少なくはないでしょう。また、全日制の学校に通われている方からすると、通信制高校の校則は厳しさはなく、その自由度を羨ましく感じるかもしれません。しかし、高校の校則を撤廃する方がいいかと言うと、それもまた難しい問題です。というのも、高校の校則は「生徒自身を守るために」定められていることもあるためです。たとえば、女子のスカート丈が短いことを禁止しているのは、痴漢などの性犯罪の可能性を少しでも減らすため、という見方もできます。また、靴下や鞄などに決まりがあるのは、見た目だけで家庭の貧富の差を明らかにしないためという目的もあったりします。 そして高校の校則は、学校と生徒の二者間のためだけにあるものではありません。 保護者や地域住民など、あらゆる関係者との兼ね合いも含まれています。 たしかに、何を目的として決められてるのかよくわからず、理不尽な校則というものも中にはあるでしょう。しかし、「おかしい」と感じる校則が本当に誰にとっても理不尽なものなのか、一歩立ち止まって考えてみてもいいのかもしれません。 Loohcs高等学院では、校則は学生が決めるもの Loohcs高等学院(ルークス高等学院)は、「学生主体の学校」を文化としていますが、その一例が「校則は学生たち自身で話し合って決める」というものです。学生たちは、「校則が存在する意味」から徹底的に考えて議論し、最終的にはあるべき姿を自分たちで決めます。 生徒が校則を決めることに驚く人もいると思いますが、経済産業省の「未来の教室」実証事業では、学校の習慣やルールを生徒・先生・保護者が対話を重ね、意思決定をすることを推進しています。このように、自分たちでルールや校則を決める力は必要とされています。現状、ルークス高等学院では服装や髪型、アルバイトについては完全に自由です。スマホの使用に関しては、授業中でも許可されており、わからないことはすぐにGoogle検索をすることなどが可能となっています。 ルークス高等学院は非常に自由な校風だからこそ、学生同士での議論が生まれます。そして、それは問題が起こったために議論するのではなく、生活をよくするための些細な規定の話し合いが多いです。「(現状の校舎は土足だが)雨の日のために靴箱を設置するか否か」「壁紙の色を変えたい」「授業中にパンを焼くのは禁止にしたい」等々……(「授業中のパン」と言われると、びっくりされる方は多いと思いますが、教室にトースターが設置されています。そしていわゆる「早弁」については、現状認められています)。さらに、学校行事についても教員が一方的に決定し主導するということはありません。遠足の行き先なども学生から提案してもらい、式典の設営や進行なども学生が担当します。 また、教員と相談して「自分だけの校則」を設定することも可能です。学習スタイルなど自由度が高い分、自分を律するために自分を縛るものが欲しいという学生とは、話し合ってその学生にだけ適応するルールも設定します(「いつまでにこれをやる」「毎日これをする」等)。理不尽な校則には縛られたくない、高校生活を自分たちの手で楽しいものにしたい、 そんな学生はぜひルークス高等学院の様子を覗いてみてください。オープンキャンパス・体験入学は随時実施中ですので、実際に校舎を覗いて、自由な校風や学生の雰囲気を感じてみてください。