今回紹介する学生の活動は、高校生ながら起業し、会社経営を行なっているNくん。どんな会社を営んでいるのか、今後はどのような事業を展開していきたいかなど、Nくんの熱い志とその経緯について聞きました。

K.Nくん。Loohcs高等学院3年生、ボードゲーム部所属。趣味は欧州サッカーと原神 。興味があるのは経営学や統計学。普段は寡黙なタイプだが、自分の好きなことの話になるとよく喋る。説明が上手い。

——起業を考えた時期や、会社経営を始めたのはいつごろですか?また、どのような事業に取り組む会社なのか教えてください。

起業して会社経営を始めたのは高校2年生のときです。経営者である父のサポートをもらいながらではありますが、代表取締役を務めています。

主な事業はコンテナを販売する事業です。具体的には、在宅介護向けのユニット(コンテナハウス)を扱っています。

日本の介護事情や高齢化社会について調べる中で、自宅で介護を行う際に「認知症の方の対応や家族の負担を軽くするに、自宅と別の空間で介護が行えると良い」という意見があることを知りました。そこで、自宅に設置できる介護用のコンテナハウスを、福岡にある建設会社と共同で企画・開発しています。

会社のビジョンとしては、地域支援型のコミュニティプラットフォーム作りを目指しています。簡単に言うと、「データ」と「地域のコミュニティ」を活用して、高齢者が安心して健康に自宅で過ごせる仕組みを作りたいと思っています。

——介護というと、高校生は身近ではない問題だと思うのですが、興味を持つきっかけはあったのでしょうか?

きっかけは、祖母の介護の経験です。

祖母は自分が生まれた頃に、萎縮性側索硬化症(ALS)であることが発覚しました。この病気は治療法なども確立されておらず、最終的に祖母は寝たきりの状態になってしまいました。自分は東京に住んでいるのですが、祖父母の家は関西にあり、自分にできることはたまに遊びに行ったときに介護の手伝いをする程度で、それをもどかしく感じることもありました。

本来は病院で入院しなければならない状態だったのを、祖父はできるだけ慣れ親しん
だ家で過ごさせたいという想いから入院はさせず、自宅で24時間体制で祖母の看病を行いました。

祖母の介護にあたって、祖父は1時間ごとに体温や酸素濃度、血圧などのバイタルデータを記録し、かかりつけ医、家族、リハビリ職員、看護師などに共有をしていました。毎日毎日、深夜にも1時間ごとに起床して書かれたノートを見たときは、本当に驚きました。祖父はバイタルデータを取る生活を8年続け、ノートは最終的に16冊にまで至りました。

その祖父の努力のおかげで、自宅へ訪問してくださっていた医師や看護師、リハビリテーション技師などの方々は、祖母の状態を確認できただけでなく、そのノートにあるデータをもとにコミュニケーションが生まれました。そしてそれはノートを中心としたコミュニティとなり、コミュニティの連携の下でサポートを頂ける形になりました。

おかげで祖母は、医師から言われた年数よりも永く延命できることができ、苦しみを抱えることなく、2年前に他界しました。

僕はこのような祖母の介護は、データとコミュニティによって可能になったと感じました。それが、この事業を行うことになったきっかけです。

——そんな経験があったんですね。おじいさまの努力は計り知れないものだったことが伺えますね……。

本当にそうだと思います。祖父のようにバイタルデータを1時間ごとに記録するなんて、普通はできないと思うんですよ。だからこそ、デジタル化が必要だと思いました。デジタル化によって採集されたデータを元に、コミュニティ単位でに「健康管理」「かけつけ」「介護」が行えるシステムを構想しています。

——具体的にはどのようなシステムなのでしょう?

「健康管理」の面では、まずは介護に直接的に関わるコミュニティ、たとえば医師や看護師、ケアマネージャーや家族には、具体的なバイタルデータを共有し、連携を図ります。そして、近しいコミュニティ、たとえば仲の良い近所の人や、家族が遠方に住む場合は近くに住む親戚などに、データを元にしたおおまかな体調の様子を共有し、声かけや見守りができる体制を整えます。

「かけつけ」は、異変があった場合や緊急を要する場合に、医師や家族、近所の人へアラートが送られるシステムです。データを活用すれば、一部の病気については予測することも可能になります。

「介護」については、体調が悪くなったときに家事のサポートやリハビリの手伝いなど、近所の人が手伝うメリットを感じられるように、地域で使えるコミュニティコインを渡せるなどの仕組みを構想中です。

——詳細な説明をありがとうございます……!話は変わりますが、学校生活についても少し聞かせてください。高校生活と会社経営を両立するのは大変そうだと感じるのですが、実際どのような生活を送ってきたのでしょう?

もちろん普通の高校生と同じように遊んだり趣味の時間はありましたよ!(笑)1年生の頃は深夜までサッカーを観ていて次の日寝坊したりとか……学校が渋谷に移転して家が近くなったのは助かりました(笑)。

ルークスでは好きなことを学べる時間があったり、自分の活動に費やせる時間が多くあったりしたので、会社経営との両立は普通の学校に比べるとかなり楽だったと思います。1年生のときは経営学の授業があって、そこで経営に関わる基本的なことは学べましたし、自分で自由に使える時間の中で、会社の資料を作ったり、統計学の勉強をしたりしていました。会社と言ってもメールのやりとりなどリモートでできることばかりなので、ルークスでの時間を使えば十分両立は可能でした。

——ちゃんと楽しい時間も過ごせているようで安心しました(笑)。ちなみに学校で楽しい時間はどんな時間ですか?

それはまぁ休み時間ですね(笑)。

ボードゲーム部のメンバーと昼休みにご飯を食べながらボードゲームをしてる時間とか。ボードゲームってやりだすとけっこう時間がかかるので、だいたいいつも午後の授業直前までやってます。

あとは友達とウイイレだったりプロスピだったり、最近は原神ばっかりですけど、オンライン対戦をしたり直近のガチャについて話したり、やっぱり楽しいのはそういう時間ですかね。

——最後に、卒業後の進路についてどのように考えているか教えてください。

ちゃんとした経営者になるためには、しっかり学んでおかないといけないと思うので、大学には進学する予定です。事業のメインとなる部分にデータがあるので、情報系の学部に行こうと思っています。

せっかく高校時代に起業して活動をしてきたので、これを生かして総合型選抜入試でいろいろな大学を受けています。結果はまだすべて出ていませんが、大学でしっかり学びながら、自分の事業を着実に広げていきたいと思っています。

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